寄生種 クサアリモドキ

2016年07月13日 21:28

 
今の時期が結婚飛行のクサアリモドキ、新女王を捕獲しました。

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寄生種なので体はツヤツヤ、首などの弱点は装甲が強化されています。
ケアリ寄生種は数種類いますが、中でもこのクサアリモドキは脚が太く頑丈にできており、寄生時のワーカーの攻撃に耐えられるようになっているようです。

結婚飛行を終えたクサアリモドキの新女王は、ワーカーの匂いを体にまとってトビイロケアリの巣に進入します。
匂いによって仲間と認識されたクサアリモドキは段々と手下を増やし、ついにはワーカーの実親であるトビイロケアリ女王を殺すように仕向け、巣を乗っ取ります。
親が死んでからもケアリのワーカーはクサアリモドキに仕え、クサアリモドキの産んだ卵や幼虫の世話をします。いずれケアリのワーカーは寿命で減っていき、最終的にはクサアリモドキのみのコロニーになるという凄い生態を持ったアリです

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寄生先であるトビイロケアリのワーカーと接触させてみました。
ワーカーがクサアリモドキに攻撃してもじっと動かずに耐え、しばらくするとワーカーの匂いを体に塗りつけていました。

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今後、だんだんとワーカーを投入する数を増やしてコロニーにしていきますが、飼育下でも寄生に成功する新女王はごく一部であり、殆どがトビイロケアリワーカーに殺されてしまうか、女王として受け入れられずに餓死します。

このクサアリモドキは手下を洗脳して女王を殺させる戦略派ですが、更に凄い戦略のトゲアリという種類がいます。
結婚飛行を終えた女王は日本最大であるクロオオアリのコロニーに単身乗り込み、巣の最深部にいる女王と一騎打ちをして倒し巣を乗っ取るという武闘派なのですが、家の近くでまだコロニーを発見できていません。結婚飛行のある秋までには見つけたいと思ってます



 

発見

2016年05月16日 21:20

 
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森の中を歩いていると見慣れない大型のアリが目に入ったので良く見てみると、アギトアリでした。
元々は鹿児島や屋久島あたりが分布域だそうですが、近年になって日本各地で新たな生息地が見つかっているそうです。
この場所にも定着しているとしたら、秋に結婚飛行が観察できるかもしれません


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近くに巣があるのか、狭い範囲に数匹いました
夜に探せばもっといそうです

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他の多くのアリのようにせかせかと走り回ることはなく、自慢のアゴをゆっくりと振りかざしながら餌を探します。



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ちかくにいたナナフシ。 攻撃力0といった風貌
戦闘マシンのようなアギトアリを見たあとだと余計に貧弱に見えます。


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生き残る為の唯一の技、「枝になる」

 

整列

2016年04月21日 12:40


トビイロケアリにメープルシロップを与えたら、比較的律儀に整列して飲んでいました。
きちんと並んで飲んでいるように見えますが、飲みやすい外縁部に集まっただけ。夏になるともっとすごい密度で押し寄せるので、割り込みしてきたアリに突き落とされる奴も出ます。
 

2度目

2016年04月08日 21:11




今日もクロナガアリが結婚飛行しました
前回遭遇時は手ぶらだったのですが今日はiphoneがあったので撮影。



巣の近くの草や石に登って風の様子をみる新女王
結婚飛行が行われるときは、見送りをするように大量のワーカーが巣から出てきます。

この後、新天地を求めて飛び立っていきました。

 

クロナガアリ飛行

2016年04月03日 21:03

 
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ここ最近暖かくなってきたと思っていたら、クロナガアリが結婚飛行しました
例年と比べるとかなり早めです。

何週間か前から巣口に羽アリが出てきて外の様子を伺っているようでしたが、なかなか飛行には至らず。。
昨日が怪しいと予想していましたが飛ばず、天気もあまり良くないのになぜか今日飛びました

午後、クロナガアリの生息地に行ってみるとオスアリと新女王の死骸を運ぶクロヤマアリを見つけたので、周囲を探してみると新女王が地面を掘った穴がいくつも見つかりました。

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クロナガアリは複数の女王でコロニーを形成する多雌なので、一緒に穴を掘っていた3匹を持ち帰り。
こうやってすし詰めになっているのが好きみたいです