FC2ブログ

音速の闘い

2010年12月18日 19:54

12月某日。 私はとあるバイクの試練の場に立たされていた。
我が愛車はホンダのCB400SF、○○教習所というステッカーが眩しいフルカスタム車である。
いつものようにキーを差込みエンジンをかけると、水冷4気筒の心地良い振動が手に伝わってくる。今日もエンジンの調子は良さそうだ

軽くウォーミングアップを済まし、スタート位置に着く。今日だけは絶対に負けられない 失敗は許されないのだ。
スタートの合図と共に弾丸の様に発進する。 クラッチを切りギアを上げて最初の直線で20kmまで加速、そのまま第一コーナーに突入し、限界まで車体を傾けてカーブする。飛び散る火花と焼けたオイルの匂い。これか真のレーサーのコーナーリングだ。

コーナーを抜けるとコース内で最も長い直線が現れる。ここで一気に35kmまで上げ、タイムを大幅に縮める。この速度帯ではもはや周りの景色は流れる線となり、人間の動体視力では追うことが出来なくなる。信頼できるのは長年の経験で培った勘と己の腕のみだ。

直線を終えると巧みなブレーキングで速度を落とし、S字路とクランクに入る。車幅ギリギリに設定されたS字路とクランクを的確なクラッチ操作と体重移動でこなし、最後の難関、スラロームに突入する。
スラロームとは等間隔に配置されたコーンの間を蛇のように蛇行しながら通り抜けるという高度な技術が要求される課題で、もちろんバイクとコーンが少しでも接触すれば命の保証は無い。
リズミカルにかつ慎重に、絶妙なアクセルワークでコーンをかわしていく。あと2本、あと1本、そしてついにゴールした。 完走である。
あとは結果を待つのみ、さっきまでの亜音速レースからくる手足の震えを抑えながら、共に走り切ったCB400を労る。 タイヤはすっかり焼き付き、チェーンも余りの高回転から焼き切れる寸前の状態だった。ありがとう相棒CB400。完走できたのはお前のお陰だ。

愛車に寄りかかりながら先程の闘いの余韻に浸っていると、1人の男が歩み寄ってきた。そう、教官である。 教官は私の前に立ち、一瞬ニコリと口角を上げたかと思うとこう言った


「えいざんさん、中型自動二輪車免許 卒業検定、合格です。おめでとう!」


かくして私は遂にバイクの免許を取得する事ができたのである。


CIMoG0197.jpgCIMoG0199.jpg

関連記事


コメント

  1. 安井 | URL | -

    おめでとうございます!

    影山さんもついに中免取れましたね
    これで初詣ツーリング行けそうですな

  2. 通行人A | URL | Ybw1CIdM

    バイク免許取得おめでとうございます!

    極限の緊張感から開放され達成感と喜びをかみしめていることでしょう。

    だがあえて一言いわせて頂く

    なぜにこの季節!w

  3. えいざん | URL | -

    >通行人Aさん

    初めまして、コメントありがとうございます!
    夏に知り合いに乗せて貰ってバイクに興味持って、ぐずぐずしてたら教習所行くのが晩秋になってたというやつですw
    なんたって春に教習所行くと一番乗りたい時期に乗れませんからね!!(言い訳)

    >安井さん

    はい、やっと取りました!これでツーリング行けます!
    ところで乗るバイクが無いですが免許さえあればツーリング行けますよね?!

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eithan.blog108.fc2.com/tb.php/261-0334dc91
この記事へのトラックバック